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モンスターボール100個

インターネットと一緒にあそんで、かんがえる場所

スタートアップぽい環境で働いた1年半(前編)

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思ってみれば一昨年を境にずーっと特別な環境で仕事をしていた。
そこで、思ったこと気づいたこと。
2年半お世話になった広告制作会社を離れ、立ち上がったばかりの広告代理店に移動。震災と同時に新規事業に取り組んでいたチームに加わり、その後引き抜かれてソーシャルラーニングのベンチャーへ。

怒濤の一年半だったなぁと。

まず、代理店レベルの大きな会社/とてもお忙しい制作会社の中で
新しいサービスの開発をするということ。

これを最初やっていたわけですが、大変だった。
なぜか?

既にある、大きな会社の部署の一つしてやる場合

  • 全ての人がその事業に興味がある訳ではない
  • 社内のメンバー、他の部署、上の方達との政治をうまくやらなければならない
  • 受注が入る場合も多分にあり、締め切りも厳しくある部署には時間と余裕がない
  • 新規事業を「成功」に導く為の金銭的、時間的、手法的に模索する余裕がない

全ての人がその事業に興味がある訳ではない。

ベンチャー企業とかだと、そこに情熱を持てるひと前提で人を集めれるんですが、会社ではいろんなモチベーションできている人が集まります。だから、その中で会議を開いてこういったサービスを開発しましょう!ってやってもなかなかまとまらないです。それが結局、サービスの開発に着手するまでのタイムロスになってしまって企画倒れする大きな理由の一つでしょう。

社内のメンバー、他の部署、上の方達との政治をうまくやらなければならない

新しいサービスを作る場合、0から1の作業です。通常クライアントワークだと既になにかあるものをより良いモノにデザインするのが通常なので1〜10だったりするのですが。なので、この0から1に練りだす間に売り上げなんてでません。それを会社の周りの人達がどう評価するか、、、とうのは必ずでてくる問題ですね。その社内政治につぶされず、チームを守りしっかりサービスを育て、孵化させるように動けるかってのも課題です。

受注が入る場合も多分にあり、締め切りも厳しくある部署には時間と余裕が無い

受注もうける部署の場合、もう基本的に無理ですw といってしまいます。念のため。
余程チームが徹夜好きで、人生棒に振っても!とう感じでない限り受注と合わせて新規サービス開発するなんて難しすぎます。受注でさえ連日夜遅いというのに。そして、そうなると仕事も押し付け合ったり、理由つけてやらない方向にもっていったりとチーム内の水の流れが良くなくなるので、この環境でサービスを成功に導くのは難しいと思います。

新規事業を「成功」に導く為の金銭的、時間的、手法的に模索する余裕がない

新規事業を成功に導くまでには上で挙げた理由の他にもチームをその事業に集中させる時間と、その間に投資できるお金とが必要です。それがちゃんと提供できていて、はじめて、トライアンドエラーを繰り返す為の手法を試せます。

正直、社内で開発するのだったら、プロデューサー、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、アートディレクター/デザイナーの、4人のチームが3個くらい同時スタートさせるとかが一番良いのでは。もぅやっているところはあると思いますけど。大きいチームで一個の新しいプロジェクトをっていうのはあまりおすすめできないかもです。少人数でやれば、小回りきく開発ができますし、他のチーム間で意識し合って良い刺激になると思うんですよね。心地よいライバル感というか。

で、僕が今までもっとベンチャー寄りの開発の仕方を見ていて、
こういう部分をアダプトしたら社内でももっと良いモノを作れる土壌ができるかも
と思ったのは

-クオリティを下げることをためらわない

-社内機密にしない

-社外での交流を増やす

普段は一流のクオリティを求められる状態にいるクリエイター達ですが、この場合はそれを無視した方が良いと思います。完璧じゃなくて良いです。全然。むしろバグっててもいいよ。ある程度は。そこから、そこから迅速に育てていくという姿勢の方が大事。そして、社内機密になんかしないこと。「裏で動いているプロジェクトがありまして、、。」なんてしないで、自社のサービスとしてボーーーンと出しちゃうこと。そして触ってもらう!触れてもらう!社内にきてユーザビリティテストしてもらう!そうじゃないと改善点はわかりません!使ってもらって、データと照らし合わせないと見えてこない事実も多いです!だから男ならどーんと出すこと!そして、会社員の人達で自分を含め一番ダメだと思うのがコレ「社内に籠っている」。中の人をきどってんじゃねー!他のデザイナー、他のエンジニアとどんどん交流。どんどん自社のサービスを見てもらう。どんどん絡む!そして飽きたら開発にのめりこむ!そのくらいがちょうどいい!デザイナーなんか特にそうですね。僕が他のデザイナーと絡んだのなんて、前では飲み会とか打ち上げとかしかなかったですから。まぁ、それは徹夜や毎日終電が続くワークスタイルと繋がってくるのでここではあえて深く話しませんが。
とにかく、デザインのことをもっとデザイナー達で話して、シェアしていく姿勢をわすれない。これ大事。

いざという時は、もぅ今のスタートアップのどの会社が立ち上げているサービスよりもセンスよい、かっこい良いものを作れるのは保証済みの方達が多い業界の中で(Sumallyを除く)のことなので、あえてプライドは捨てたほうが良いかと。今までの広告業界のノウハウとは全然違うアングルも交えて作っていかなければならないので、そこにアダプトするのがとても難しい人も多いと思います。
捨て身タックル、手と顔に泥つけて進んでいくくらいで、いいんじゃないでしょうか。それがおもしろいんだもんね、きっと。

今日はここまで。
続きはまた今度。