ウェブは弱者の味方じゃなくなったのか
少し前から気になっていたのですが、
ネットの世界、最近なんか変です。
いっぱい高層ビルヂングが立ち並んでいてですね、
「あれ?ここにあれがあったんだけど。」
「以前よくきてた食堂が店じまいしている。。」
「あ、取り壊しになったんだ。」
という状態になってるんですよ。
で、通りはどうかっていうと平然と、
変わりなく賑やかで。
っていう感じなんですよね。
あれ?
賑やかだったっけ?
この世界ってそもそも賑やかだったっけ?
オレが一番良くしっているココは、
なんか湿っぽい雰囲気だけど、サラッとしてて、
でもシャンデリアっていう証明ではなくて、
スポットライト1個、または裸電球で照らされた空間だったのだけど。
で、なんとなく通りすがった場所のドアをあけると、
そこでは、コツコツと仕事の傍らで自分のポエムをあげている人だったり、こんな奇想天外な生活が存在するのか、レイプにあった女子高生の躁鬱日記だったりがあって。なにかこうグロテスク、ナマモノな現場に直面した感覚があったんだけど。
今でもあるのかなぁ。。
あるのかもしれないけど、それがデパートのショーケースに
きれいに並べられたもので、なんかそれを見るのは、現場ではないような気がして。
ある物事が好きな人が、同じものを好きな人と集まる秘密基地。
だったのだけど、今はなんか
ウェブの中ではこれを好きなのが主流でございます。
みたいな感じがあるなぁ。
たとえば、昔なんかネットやってるとかいうだけど
暗いやつだなぁとか思われてた訳ですよ。
夜中じゅうずーっと、個人サイトみて。そこの掲示板に書き込んだり。
知らない人とチャットしたり。
チャットで知り合った人と会って仲良くなったり。
それぜーんぶなんか陰湿なことだと思われてた訳。
なぜかというと、そんなことやるやつの方が当時は少なくて、
でなんでそうなるかというとオレと趣味があうやつなんてなかなかいなくて、だけどネットとかで探すと同じことを好きなやつが集まってる場所があって。クラスではひとりぼっちの趣味でも、そうでない場所があるわけ。
それがうれしかった。
だけど、今はなんだろうなぁ。
知り合い以上友達未満のなれ合いで、
みんなウンチク自慢で、四六時中Twitterやって、
でもそれ全然陰湿じゃないわけでしょ?
今、あの頃個人サイトやってた人とかどうしてるんだろう?
ロリポおじさんが若かった頃、あそこら変にいた人達はさ。
どこいったんすかね?
今、その頃の雰囲気がすきだった人って
ひょっとするとオンラインゲームの世界にいるのかもなぁ。
そういう人達って必ず一個深いそうに巣を作ってるもんね。
またあの世界に会いたいなぁ。
ネット版あの人は今?とか面白そうだよね。
みんなにとってのネットの世界ってどんな感じだったんだろう。興味があります。