細川さん負けてしもうた
2014年の2月9日、都知事選の投票日。
僕は細川のおじいさんに投票しました。
今回初めて「都知事選」なるものに参加してまいりました(以前は神奈川だった為)。
インターネット選挙運動が解禁になってから2回目の大きな選挙ということもあり、インターネットでの候補者に関する情報は連日沢山投稿されており、今までで一番情報が提供されてたんじゃないかな、とネットが住まいの私は思っております。
で、今回の主な候補者として(主観)
細川さん
宇都宮さん
家入りさん
舛添さん
田母神さん
ーー
が上がっていた訳ですが、
僕の初期の評価は
候補者ネット討論を見る前は宇都宮「?」、田母神「△」、舛添「X」、細川「◯」、家入「♡」だったけど、見た後は宇都宮「△」、田母神「◯」、舛添「◯」、細川「△」、家入「☆」って感じだな。
— HISHO (@Hisho1ne) February 2, 2014
だったんですよね。
家入りさんは、僕にとっては今の職業を選ぶ道を計らずとも用意してくれたある意味「大先生」的な人なんすよ。
ロリポップがなきゃ自分でサーバー借りてホームページ公開しようとは思えなかったし。
(たぶんジオシティーズや広告付きのレンタルサーバー止まり)
人生初のSNSだって僕はミクシィじゃなくキヌガサですからね。知ってますか?キヌガサ!知ってる人いんですか!?
あ、その時は家入さんもうペパボから手をひいてたのかな。。
それはさておき、ウェブサイトつくる経験がなければそこからフォトショで写真いじったり、
イラレでロゴやTシャツつくるっていうことしなかったと思う。
となると、オレが今職をもって都内で暮らしている事に関して、家入さん足を向けて寝れないんじゃないかと思っていますよ。ジョークだけど。
そうすると雇用を生み出すキッカケ作りをしてくれた人が、都政に対して一歩踏み出したってのはそりゃぁもう注目しないわけがないっていう。
だけど政治関してはどうしても自分のイメージとはギャップがあったし、そういうお堅い所を飛び越えてムーブメントを起こす人だというイメージがありました。
宇都宮さんは、以前も立候補したことがあるらしいですが、前の時点では都内にいなかったのと政治に興味がなくて投票してなかったので存在があまりわからず。脱原発派ということぐらいしかわからなかった。
田母神さんも同様。
この人は元軍人でうんたらかんたら。
舛添さんはずっとタレントだと思ってました。TVタックルに出てくるタレント。そんなイメージでした。だから政治に詳しそうだろうとは思ったけど、今までの「いわゆる政治家」的な人だという印象で好印象ではなかった。
細川さんは元総理ってことで注目しましたけど、自分の記憶には存在してません。
遡っても今度韓国のお偉いさんと会合の予定がある
村山元総理大臣(まゆげの特徴的なおじいさん)しか出てこない。
※追記:昔の写真みたら思い出した。こんな人いたわ。めちゃくちゃおじいちゃんになっただけだったんだね。
そんな事前知識しか無かったので色々みました。
- ポリタス politas.jpポリタス
- バイアス byus.me
- 候補者に質問できたやつ
- 2chまとめ
- ニュース各社で発表された候補者の政策比較
- 候補者ネット討論
- 郵送されてきた候補者の新聞的な奴
- その他ブロガーの方達の意見
で、その後はまた印象が変わりまして
特に生の候補者のやりとりが見れたので
ネット討論が良かったんですけど、
これね
あー、これ本当に必見ですね。見て全然違う印象。もうちょっと悩むかな。【ニコ生タイムシフト視聴中(2014/02/01 22:00放送)】東京都知事選 候補者ネット討論 ~宇都宮健児、田母神俊雄、舛添要一、細川護熙~ #都知事選 http://t.co/idjluyTt17
— HISHO (@Hisho1ne) February 2, 2014
宇都宮さん
実験的な政策をもってる印象。
ネットで見聞きしたことある様な課題に対して、これまたネットで見聞きしたことあるような対策とっていきたいみたいな。民衆側に近い距離にいる人なんだろうなぁと感じた。
ただし、少し保守的かなぁと。
カジノX オリンピックはミニマム 原発は脱依存
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課題の解決が東京にとっての一番の薬なんだろうけど、
これからの東京の「ビジョン」が欲しかった。
田母神さん
都内の安全に関して極めて具体的な対処してくれそうだった。経験も含め、実際に現場を巻き込んで様々な防災対策をしてくれそう。頼りになりそうなおっちゃんって感じだった。だけど、原発に関して極端な意見をもっていたのがなんか違和感。世論を無視して自分がもっている情報だけで政治を動かしちゃうのはこわいなぁと。得意分野以外の政策にはあまり特徴がなかったような。
いい人、頼りがいあるってのは感じたけどね。
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で、選挙終わって東さんのツイートみてハッとさせられたんだけど軍人(元とはいえ)に国の政治を任せるってどういうことなのか、全然自分が考えれてなかったなぁと。任せるポジションがやっぱり違うんじゃないかと。
軍事政権とかは怖いイメージしかないわ。
舛添さん
一番具体的な政策をもっていた人。
福祉や少子化に対しては十二分な経験があるし、原発に脱依存な姿勢を発表していて、そこに対する具体案も提案した。(まぁ単純に再生可能エネルギー/自然エネルギーの供給率を20%まであげるていう普通なあんだけど。このレベルだったら誰でも可能性の一つとして入れてるだろうっていう。)具体案がどうであれ、それを一つ「これを政策としてやっていきます!」って言い切れてるのが安心感に繋がるよなぁ。
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そして「世界一の東京」というコンセプトを掲げて
これからの東京を盛り上げる、良くするビジョンも打ち出した。
そりゃあもうみなさん納得で、安心感1位でしょうね。
組織票がどうとか、自民党との連携とかそこらへん怪しいとしても
舛添さんの安心感たっぷりと主張に勝てなきゃいけなかったんですよね、他の人達。
細川さん
一番強いビジョンをもっていた人だと思ってる。
脱原発と戦前の日本の良さ(オレはその良さは体験してないからわからないけど)、
無理のある経済成長ではない発展の仕方を謳っていた。
最初のハチ公前で行われた演説中に語られていた日本のビジョンっていうのはすごい共感できた。
このビジョンに小泉さんも付いてリーダーシップを発揮してくれれば
日本は良い方向に進む!そんな事を感じた。
家入さんもそうだけど、この手のリーダーは具体案を持っている訳じゃないけど
カリスマ性っていうのか、リーダーシップを発揮して、能力のある人をビジョンや人柄で
どんどん巻き込める人達なんだよね。
だから多少具体的な部分が欠けていたとしても、
「この人に賭けてみたい。」って思える。っていう。
で、んじゃぁなんで家入さん、宇都宮さんじゃなくて細川さんを選んだのかと言えば、
一番僕が思っていた事と彼のビジョンが近くて、脱原発依存の日本を「実現」してくれそうだったから。
家入さんは、今回当選しないと思っていたし、宇都宮さんと比べると、実際に当選した際に国を巻き込んだり、他の政治家や専門家を巻き込んで政策を打ち出していくのは細川さんの方が経験もコネクションもありそうだって思った。
「みんなの政策」「みんなの政治」的な、民衆がもっと参加した形の政治が浸透してくれば、家入さんや宇都宮さんでも実現できそうなきがしたけど、日本はまだそのレベルじゃないと思う。
だから今のタイミングで、日本を確実にそっちにもっていってくれそうな候補は細川さんだと判断したって事ですね。
僕はやっぱり原発の問題はそろそろしっかりとした方向性を示すべきだと思うし、4年後の次の選挙ではオリンピックも間近だし、何が起きてるか分からないから原発がこれだけの争点になりえるタイミングってもう無いと思った。
だからやっぱりここで、一番原発依存から脱却してくれる可能性をもった候補を選ばなきゃいけなかった。
いやぁ、でも面白かったな。
今回の選挙、色々考える機会を作れた上で選べたので。
舛添さんの都政の舵取りに期待です!