モンスターボール100個

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メトロポリス - そう遠く無い未来が切ない

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このまま時代の流れが加速したら、そう多く無い未来に、
このメトロポリスのようになるだろうな。
久しぶりに近未来の事を妄想しました。


この映画、間違いなく大友克洋さんがAKIRAで描ききれなかった事を
描くために創った映画だろうと思いましたね。

カオスから始まる部分、
エンディングのシーン。

答えはわからず、背景もわからず、
ただ直面する事に感情を揺さぶられて動いていく。

人間の性を描くの本当すきだなぁと思いますね。

なんとなく、ジブリ映画を見ていると、
ドラマがストーリーになって、
もっとも美しいかたちで紡がれている感じがするんだけど、
大友さんの映画は、なんか蟻の巣をちょっと俯瞰して見ている感じがする。

ありの巣に巨大な何かをぶち込んでみて、
どう動くか、どうわめくか、どう終焉を迎えるか。

彼らの本能をむき出しにするために、
毎回大きな何かに立ち向かわせてますよね。
大友さん。

でも、メトロポリスはほんと、
切なかったなー。切ない。

最後の最後でティマがケンイチに応えないのは、
わざと僕らに考えさせるためなのかなぁ。。

何度も、何度もみたくなってしまうなぁ。

フォーマットはAKIRAと極似なんだけど、
違う国のAKIRAっていう感じ。

もしかしたら、AKIRAメトロポリスは同じ時間軸かも。ってぐらい。

違う国、違う目を通して
みたAKIRA

こっちのがなぜか切ない。

これからも何度もみるだろうなぁ。
お気に入りの一つになってしまいました。

これから進んでいく道しだいでわ、
この世界における「人間」というのを、
人間以外のなにかに定義され直される時がくる。

この悩みをティマは直面したんだね。