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アフターホビロックで勉強したガレージキットの組み立て方

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今年の良い思い出の一つ
アフターホビロックで学んだこと。

今年のワンフェスロックマンフィギュアの祭典と題して
ホビロックというブースを出していた方々の、
三日目のホビロック「アフターホビロック」に行ってきました。
(前夜祭みたいなのがあったみたいだからそれを含めると三日目)

今年のワンフェス勝手に気合い入りすぎて
一人ダイレクトパス応募して>当たって>ガレージキット初めて買って...。
と一連の流れは良かったものの、

ガレキやっぱりハードル高そう...
と思っていたんですが、
TLに流れてきていたアフターホビロックという
イベントに参加して組立ての手解きいただき
とてもとても助かりました!

組立てがほぼ初めての人が
私を含めて多かったので今回は
フィギュアを立たせるところまでやろう!
という内容でした。

勉強になった事を忘れないように、
メモしておこうと思ったので記事にします。

ガレキフィギュアを立たせるまで...

1. パーツの確認

個人で多忙なスケジュール中で用意することが多い
ガレキには欠品や不良品等が入った状態のこともよくあるので
購入したらまずパーツが揃っていることを確認してください。
2週間以内であれば、対応してくれるとのことでした。

2-1. バリを取る。

これにはステップがあります。
パーツとバリの境目ぴったりで
ニッパーで切り取ろうとしてしまうと、
パーツをえぐってしまったりする場合があります。
ナイフでも意図しない部分の刃がパーツに触れてしまって...など
起こりがちなので、一気にやろうとしないこと。
1mm残すぐらいにするとのことでした。

2-2. バリ取りの仕上げ

1mmぐらい残した後、さらに
デザインナイフを使って
一皮残すぐらいまで少しずつ
残りのバリ部分を削ります。

一皮残すぐらいまで削ったら
最後に棒ヤスリ、紙やすりなどで
パーツと同化するように馴染ませていきます。

紙やすりは400番が万能ということでした。

平らな面の場合は、定規や板など平らなものに
ヤスリを巻きつけてやるのが良い。
湾曲しているような部分であれば、指でその
形に沿ってヤスリがけします。
指で押さえてるのでパーツの形に沿ってヤスリがけができ、
ヤスリがけした部分が平らになりにくくなります。

3. パーティングライン取り

ガレキを作る製造過程の中で必ずできてしまう
パーツを一周する線みたいなものを消していきます。

こんかいは紙やすりで削っていく方法で削りました。
これもまた400番を使っていきます。

このパーティングラインというのは
パーチングラインを境目にどちらかの方がもう片方より
高くなっているそうです。あまり高低差が激しくない場合は、
高い方から低い方へ紙やすりをかけてあげると
紙ヤスリうまく差の部分のエッジ*ラインを削ってくれて良いとのことでした。
(高低差がわからないくらいの場合もあるみたいでその場合はどっちからでも良さそう)

4. 仮組み、針金入れの準備

フィギュアを立たせることが目標なので
この段階で今回は組み立てに入って行きました。

頭、手足と胴体をつなげるのですが、
大抵の場合各部位が重いので瞬間接着剤でつけても、
ちょっとした振動やショックで取れてしまいます。
なので針金を双方のパーツの接合部分に仕込んで強化します。

中に仕込む針金がずれずに、ちゃんとお互いのパーツをつなげられるように
お互いの接合部分の中心にシャーペンなっで目印をつけておきます。

接合部分の凹凸の形に合わせて
対角線を引くなり、計るなりして
真ん中に印をつけます。

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そこの中心部に、
軽くピンバイスなどであたりをつけて
穴を掘っていきます。

5. 針金を入れる穴を掘る

ピンバイスで掘る場合、深さは
そのパーツにどれだけ余裕があるかを見て決めておきます。

5mm掘るとなった場合、
ピンバイスのドリルの先端から5mmのところに
マスキングテープを貼って目印をつけておくと
掘り過ぎを防げるのでとても便利です。

6. 針金を入れる。

両方に掘った穴の中に針金を入れて、
接合します。

ちょっとずれた場合は、穴の入口だけ
もうすこい穴を大きくしてあげて、
針金が曲がって位置を調整できる余裕を作ってあげます。

これをするだけで仮組みですが、
フィギュアが立てます!!!!感動です!
(私は今日はここまでいきませんでしたが。)

気泡の治し方

気泡も製造過程で出来してまうことの多い
ものなのだそうですが、要は穴ぼこです。

これを埋めるために、
CYANONと後瞬着硬化スプレーを使います。
相当優秀なやつらしく、
皆さんこれを絶賛していました。

これを適切な場所に少量取り、爪楊枝でそれを掬って、
気泡に塗り足して穴を埋めていきます。

少量足して、瞬着硬化スプレーをかけます。
スプレーをかけると速攻でCYANONが固まるので
また少量足してスプレー...と埋めていくと
みるみるうちに気泡が埋まります。

そしたらまたはみ出た部分を
バリ取りの要素で滑らかにしていきます。

これで気泡は解決です。

おまけ

この世には通称業者抜きというガレキが存在するらしく、
それは工場に直接頼んで製造してもらうため、気泡もバリも
ほぼない状態のとてもクオリティ高いキットらしいです。

今回玉ねぎさんが出していたブルースがそうで、
他の造形師さんも絶賛しておりました。

このブルーズ価格帯も非常に、非常に良心的で、
通常業者抜きだと元取るだけでも1万ぐらいの値段を
つけないといけないのに...今回は.........ありがとうございますっ!
頑張って作りたいと思います!

ホビーロックで感じたこと

ツイッターで書いたのですが、

行って感じたのはファンを、自分たちが好きなロックマンワンフェス
プラモデル、フィギュア等のホビー文化を本当に大切に思っているからこそ、
こういう動きに出て行けたのかなぁと。

僕を含めこういう交流がなければ、
ガレキを身近に感じれずハードルでこけて
所有するだけになっていたかもしれないですし、

ホビロックの皆さんも、提供して後はご自由にだけじゃなく
(もちろんそれでも全然いいんですけど)
もう一歩、歩み寄ってくれてる感じがしてすごい嬉しかったです。

自分の仕事、サービスに対する姿勢にも
通ずるところがあり考えさせられました。

楽しくガレキに触れる機会を作っていただき
ありがとうございました!

ーーーこちらもどうぞーーー
100poke-ballin.hatenablog.com
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